ONE for GIRL,GIRL for ONE

同性愛者(♀)が独特の視点で恋愛とモテる方法について考察します。

他者の悪意を引き寄せる女性と付き合う恐怖

Ready to drive!
Ready to drive! / Aigle riding boots

 

どうも、ホニホニです。

先日、ちょっと嫌なことがありました。
最寄駅で、乗るべき電車が出発しそうだったんです。
私は階段を必死にかけのぼりました。
運の悪いことに階段は混んでいたので、後ろから「すいません!すいません!」と言いながら避けてもらいました。
すると30~40代くらいの女性から「ふざけんなよ!」という言葉をくらったのです。

 私はビビリなので、もうそんなこと言われただけで一日立ち直れないくらいショックです。
電車に間に合ってよかった。あれで乗れなかったらその女性とホームでご対面してしまいますから……
私が乗った直後にドアが閉まったので、そっと振り返って窓の外を見てみると……
向こうの女性もこっちを見つめていました。怖かった……

 

悪意を引きつける女性という存在

私は一息ついてシートに座りながら、昔数年付き合っていた女性のことを思い出していました。
なぜ突然その人のことを思い出したかというと、駅の階段で毒づかれた時に感じたどろどろした悪意の感触が、その女性と付き合っていた時によく感じた気分と似ていたからです。

付き合っていた女性の名前を仮に萌さんとしましょう。
萌さんは私より少し年上で、傍目にはきりっとした格好いい女性でした。
美人だし仕事もできるし料理も家事も得意で、どこへ連れていっても「素敵な彼女だね」と友人から言われるタイプでした。

でも、萌さんは自分と性格の合わない所がありました。
例えば、二人でドライブしている時。
まず基本的に萌さんは車の中だと口が悪くなるタイプで、少しでも運転マナーのなってない車がいたりすると、大して被害をこうむっていなくても「ふざけんな馬鹿野郎!」と車内で怒鳴るのが当たり前でした。

渋滞なんかがあると彼女はあからさまにいらいらし始めます。
どうしても列の中に割り込んで入らなければならない時、
「入れてもらえてよかったね」と私が言うと、
「ホニホニ、今入れてくれた運転手の顔みてなかったの?すんごい怖い顔してたよ」
「え、軽く会釈したけどそんな風には見えなかったけど……」
「ホニホニはほんと鈍感で、人生楽でいいね!ああむかつく!」
となぜか私に怒りの矛先が向かってくるのでした。

私が鈍感なのは事実です。
気付かない内に周りの人を苛立たせていることも色々あるでしょうし……。
でも萌さんの世界の見方はずいぶん厳しすぎました。
敵じゃない人まで敵に変えてしまうような排他的な見方でした。
私はそんな萌さんと一緒にいると、自分の中の大事な世界の見え方を踏みにじられたような気分にさせられました。

茨木のり子に「自分の感受性くらい自分で守れ」という有名な詩があります。
自分の柔らかい部分を恋人に否定されたからといって、それを自分がささくれ立つ原因にするのは違うと思いました。
萌さんの生い立ちもいろいろ複雑だったから仕方ないという思いもありました。
だから彼女のきつい物言いに対しては何も言わず、ささくれ立ちそうな自分の心にふたをして、「そうかなあ、すごくいい人そうに見えたけどなっ」なんて風にはぐらかしてやり過ごしていました。

でも、萌さんと会うことのなくなった今、自分はあの時萌さんの悪意の呪縛にかかっていたんだと思うようになりました。
なぜなら、萌さんと別れて別の女性と付き合ってから、嘘みたいに生きるのがとても楽な自分がいるからです。

萌さんと別れる前と後で暮らす世界はほとんど変わっていません。でも、萌さんと別れた後で見る他人はどの人も優しいいい人で、おおむね私に好意的です。

もちろん100%好意で出来ている人なんていません。中には顔で笑って心で毒づいている人もいるでしょう。でも心で毒づくからといって外面の優しさが嘘であるわけではありません。

萌さんの見方は、他人に息づく善意を無効にするものだということに別れてから気づきました。


ちょっと他人とトラブルがあっても、「いやはや私が」「いやいや私も」と互いにすりあわせ合うことで、ガードをゆるめあうことができます。
でも萌さんといると、トラブルがあった他人は悪意の塊でしかないので、接触すらままなりません。
それはちょうど今朝、私が電車のドア越しに女性と目が合ったにも関わらず、「ふざけんなよ!」とぶつけられた悪意に怖じ気づいて頭ひとつ下げられなかったのと同じでした。

 

他者の悪意を引き寄せる女性は避けるが吉

萌さんのことは本当に愛していましたが、別れてよかったと思います。
悪意は伝染します。
それがたとえ自分の心を防御するための悲しい性だったとしても、萌さんの出す悪意に私が付き合って私の心まで悪意で侵される必要性はありません。
今は私よりも物事の機微に敏感で、彼女の弱い心ごと包んで守ってあげられる恋人ができていることを願います。

他者の悪意をはなから激しい形で背負っているタイプの人種は確実にいます。
皆さん、自分の中に生ぬるい悪意がないかどうか、自問自答してみて下さい。
そういったものがある人は、パートナーに激しい悪意を持ちあわせた人と付き合ってもいいことはありません。私がそうでした。
恋愛がいつしか悪意のパワーゲームになってしまい、どちらかがどちらかの悪意を食いつぶして精神を食いつぶすまでやり取りが終わりません。