ONE for GIRL,GIRL for ONE

同性愛者(♀)が独特の視点で恋愛とモテる方法について考察します。

レズビアンが読み解くベッキーの本気


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ベッキーとゲスの極み乙女。川谷の不倫にまつわる報道はいまだ勢い知らずですね。
先日はこんな記事が上がっていました。

 

度重なるLINEトーク流出騒ぎでLINEの信用が落ちてLINE激オコ
……なワケないじゃん!LINE側はベッキー大好きだよ!
という内容です。
とうとう芸能活動休業となってしまったベッキーですが、業界内でのベッキー人気はまだまだ根強いことがこの記事からもうかがえます。

 

二度目のLINE流出が招いたこと

ここまで報道が荒れているのは二度目に流出したLINEの内容が決定的に悪印象だったからです。
一個目のだけだったらベッキーはまだクリーンなイメージを貫き通すことができたのではないでしょうか。

二個目の流出LINEが招いたことをおさらいします。

  • ベッキーに反省の色がないことが明らかになった
  • ベッキーの謝罪会見が全て虚偽だったことがばれた
  • それまで単なる怪情報に過ぎなかった「謝罪会見のベッキーの服装が映画ゴーン・ガールのコスプレ説」が急に真実味を帯びた
  • 何回もLINE流出されてバカじゃないの?ってなった(主に小倉さん)
  • LINEのセキュリティ大丈夫?ざわざわ……って少しなった
  • センテンススプリングが今年の流行語大賞候補になった(ネット限定)

 

以上のように、一個目だけ流出した時点では「ベッキー純粋だから既婚者に騙されてかわいそう」だった世論も、二個目の

「それに、不倫じゃありません!」
「うん」
「略奪でもありません!」
「うん」

という会話でさぞかしずっこけたことでしょう。

「不倫じゃありません」の真意は?

それにつけても「不倫じゃありません!」「略奪でもありません!」とは、二人の中だけの会話とはいえ、非常に不自然です。
誰もが「いや、不倫は不倫だよね……」とツッコみたくなるこの会話こそが今回ベッキーのイメージを急落させたキモの部分です。

この部分があまりにも「?」なのでこのような推測記事まで出てきました。

news.livedoor.com

仮定の話ですが……「目の前の人間、全員にウソついてでもいい顔をし続ける男」と想像できないでしょうか? つまり、元カノともずっと続いていた。奥さんとも、結婚をした。で、泣かれるとどうしていいか分からなくなる……。

ベッキーにも手を出した。いい感じだったけれど、結婚がばれた。そこで、この男はいったい何を言ったのか? その男がベッキーに言った「何らかの言葉」によっては、ベッキーは本当に「不倫ではない」と感じていた可能性があります。本当に「略奪ではない」と感じていた可能性があります。

ベッキー、だまされただけなんじゃないか?

 こちらの記者さんは、謝罪会見の時点においてもまだゲス川谷氏がベッキーに「不倫でも略奪でもない」という嘘をつき通していた、という仮説を展開しています。

しかし、ゲス川谷氏がいくら嘘をつくのが上手いといってもこの仮説は考えにくいです。
何せ「結婚している」という厳然たる事実は、謝罪会見の時点においてベッキー自身にもはっきり理解されていたはずですから。

ではなぜLINEで「不倫じゃありません!」と言い切ったのでしょう。

 

ケチをつけられた恋愛の行く先

ポイントはこのLINEが流出するはずではなかった二人の世界だけの会話であることです。

よほど感情が欠落している人間でない限り、
今回の騒動は二人の恋愛関係に大きなケチがついてしまったと感じるでしょう。
これだけ日本中の人々からダメ出しをくらえば、
いくら「それでも私の中で彼は最高の男性」と思っていても、それだけでは恋愛を立ち行かせることができなくなります。

まず二人だけの問題ではなくなっている。
家族・友人・仕事先。彼女らの恋愛を契機に身近の人々が多大な二次被害をこうむっています。
「それでも彼が好き」という個人の恋愛感情をつらぬく美学と、周りの生活面金銭面における損害の釣り合いが取れないのです。

また、それ以前に、自分の中にある真実の釣り合いが取れなくなります

「それでも彼が大好き」という感情は、ある意味真実です。
しかし、それをつらぬくと、「罪のない奥さんを傷つける」「最愛のゲス川谷氏を世間の否定的な目にさらし続ける」「ベッキーのファンに悲しい思いをさせる」など、「大好きな彼」以外の人間の真実が損なわれてしまうのです。

真面目な人ほどこの矛盾に耐えられません。
私も真面目なタイプの女の子がタイプゆえ、何人も付き合ってきましたが
女同士というのも、不倫とはまた違う意味で、世間に許されない恋のカタチのひとつです。
たいていの女の子は親に堂々と言えない歯がゆさに耐えられず、私に別れを告げてきました。
たかが女同士なだけでもそうなってしまうのに、不倫で、世間からバッシングを受けているカップルのケチにつきようといったら半端ないですね。

「違約金5億円」とかでかすぎて何が何だか分かりません。身近なたとえにしましょう。

あなたは女子高生。初めて付き合った一つ年上のちょっとやんちゃな彼氏と、親に内緒で初デートしています。
楽しすぎてついはしゃいじゃって、彼が自転車の後ろに乗せてくれて坂道をノーブレーキで駆けおりてくれました。彼の背中にしがみついていれば世の中に怖いものはありません。
「ウェーイ俺たち最強~~!」
しかし、坂の終わりの交差点で歩行中のおばあちゃんと激しくぶつかってしまい、怪我をさせてしまいました。さっきまでの勢いはどこへやら、彼は呆然と立ち尽くしています。あなたは慌てて救急車を呼びました。
また運の悪いことにおばあちゃんの息子がヤ○ザ崩れだったらしく、治療代に100万円払えと要求してきました。
親は泣き、学校ではすっかり噂の的です。友達は慰めてくれるけど、心の中で「あんな男と付き合うからこうなるんだよ……」と思っているのが分かります。
そしてなぜか救急車を呼んで病院で家族をやり取りした私が治療代をまるまる払うことになりました。彼はもともと学校にあまり来ない不良なので学校中で流れている噂など関係なく、むしろ不良仲間と今回のことを「やっちまったなぁw」といい話のタネにしているようです……

どうでしょう。
まあ、まず彼氏と甘いことを言いあえる雰囲気になんて一生なりません。
ましてや「親にばれたから堂々と付き合えるようになるね」なんて彼が言い出したら「そういう問題じゃないだろ。こいつ、頭おかしい……おばあちゃん怪我させてるのに」ってなるのが普通です。
常人だったら百年の恋もさめて相手から一刻も早く逃げ出してしまうレベルです。

ところがベッキーは常人じゃありません
いい人かそうじゃないのか、知り合いでもない私にはベッキーの本質は分かりませんが、
生き馬の目を抜く芸能界であれだけの業界内での支持を持ち続け、膨大な量の仕事を笑顔を崩さずこなしている状況を見るかぎり、一般レベルでは測れない尋常じゃないエネルギーを持っているということは間違いありません。

そんな甚大なエネルギーを持った女性が恋愛によって冷静さを失うとどうなるか?

第三者を傷つけたとか、金銭的な痛手を負ったとか、バッシングを受けたとか、そういったあくまで外的な要因と恋愛感情を、一緒くたにして測ろうとしません。
「それはそれ、これはこれ」としてものを考えようとします。
そう考えても心が簡単には引き裂かれない、タフなハートを持っているからです。
そして、そう考えてしまいたくなるほどに、彼の気持ちが本気だからです。

 

恋愛の終了間際におとずれる悲しい空回り

しかし、ベッキーがいくらタフでも、自然の摂理に逆らうことはできません。
一度大きなケチのついた恋愛は、余程の信念が無い限り、はかなく散るようにできています。

流出したLINEの会話は、そのことがベッキーにもうすうす分かっていて、それでも精一杯抗って、本気の恋にしがみつきたい女心が出した精一杯の虚勢、という風に私は読みました。

LINEトークという二人だけの世界で、ゲス川谷のためにだけの言葉を紡ごうとしています。
「友達で押し通すつもり!」と世間を欺くポーズをして、ゲス川谷への忠誠心を示し、
「不倫じゃないし!」と、事実をねじまげてでもゲス川谷との関係を守ろうとする。
そんな一所懸命なベッキーに対してゲス川谷は
(いや、不倫は不倫なんだけどね……)
というツッコミはとてもじゃないけど言えないから、鼻息荒いベッキーに対して
「うん」
「うん」
としか返せない。
「センテンススプリング!」「ありがとう文春!」
と、はしゃげばはしゃぐ程に空回りするうすら寒さ。
そして、そんな精一杯築いた牙城さえも世間に流出されいっそう虚しさを増して。

私はベッキーとゲス川谷の今回の騒動についていい、悪いという価値観は持っていませんが、
とにかくベッキーが本気でゲス川谷のことが好きで、あんなにテレビで輝かしい活躍をしていた人が、崩れゆく砂の城のような恋路を必死で守るためにあんなつまらないLINE会話を繰り広げていたんだ、と思うと、切なくなる。それだけです。