ONE for GIRL,GIRL for ONE

同性愛者(♀)が独特の視点で恋愛とモテる方法について考察します。

実用的なモテテクニックの意外な落とし穴

On a White Lake, Near a Green Mountain
On a White Lake, Near a Green Mountain / Steven Leonti

いろんな方のはてなブログをみて回っている中、何度もうなづきたくなる記事に出会いました。

筆者の佐々木さんは「ハック」ブームの仕掛け人の一人だそうで、はてなブログではライフハックやタスク管理などについてのこぼれ話のようなものを書いていらっしゃるようです。私自身はライフハックなどのネット記事こそよく読みますが、実践したことは一切ありません。それでも、読んでいると要所要所でモテに関して自分が常日頃思っていることとかぶる記述が出てきます。
たとえば以下の記事。

 

nokiba.hatenablog.jp

 

先日、掃除が苦手に苦心が、掃除本にけちをつけて曰く。

「モノの置き場を決めろなんて、それだけは聞きたくなかった!そんなことをすれば、片付くのが当然だよ!」

なぜ、決めない?

当然効率化出来る、当然ミスが減る、当然部屋が片付くに決まっている。そんなやり方は聞きたくない!という人は実は少なくない。

つまり、効率化出来、ミスが減り、部屋が片付く上に、意外性も必要だということだ。

 

意外性はいらない。と思ってもらいたい。

 

これは私がたびたび当ブログで呪いのように書いている、「モテない男性に限って執拗にモテたがり、しかしモテ方を教えると「そんなことまでしてモテたくない」と愚痴られ、私キレる」パターンと同質の話です。


 

 モテない男性は意外性を追い求める

佐々木さん曰く、ハックを使えない人はハックに効率性よりも意外性を求めがちだということです。

これは、一発逆転の魔法のようなハックを求めているともいえます。
今までの自分の負債をすべてチャラにできる、宝くじのようなハック。

宝くじ的ハックを聞きたがる人の心理は、芸能スキャンダルを楽しむ心理とよく似ています。それこそ正に「意外性」という刺激が欲しいのです。なんでこんなことを言えるかというと、私自身がそういう「意外性」をライフハック記事に求めている人間だからです。

今の日本はなんだかんだでいい社会です。特にモテにおいて。
ルックスが悪くても頭が悪くても性格が悪くても金が無くても、やり方によっては誰でもそこそこにモテることができます。私のようなルックス十人前の30代貧乏レズビアンでも若くて可愛いノンケ女性と関係をもてるくらいなので、男性なら相当のことがないかぎりモテるのは楽勝でしょう。
なので私はこのブログで、誰にでも実践できる汎用性の高いモテハックを書いています。知人の男性にモテ相談をされる時も同様です。

しかしその「誰にでも実践できる汎用性の高さ」というのが、情報の価値として時に仇になるのかもしれません。
「誰にでもできる技」という謳い文句は敷居が低くて有用ですが、裏を返せば「自分じゃなくてもできる」とも受け取れます。
モテという、誰かの心もしくは体を射止める営為において、「誰にでもできる汎用性の高さ」というのは、モテを欲する人々にとって面白くないものでしょう。なぜならモテたいというのは誰かのオンリーワンになりたい欲望だからです。オンリーワンになる方法が誰にでもできる技では、自分の個性が殺されてしまう気がして我慢ならないのです。


モテハックは物語の入口に過ぎない

モテハックに意外性がないと物足りなく感じてしまう方々、ご安心ください。
モテハックは入口に過ぎません。
いい講師の揃った予備校で効率的な受験メソッドを教わって比較的楽にいい大学に入れた所で、学ぶこと学んで自分に合った働き口を見つけられなければ意味がないように、モテてからが個性の見せどころです。百人いたら百通りのドラマが生まれます。

自分が大学で学びたいことと受験勉強の内容は何も関係ないからする必要がない。こういうことを言っていられるのは何も分かっていない中学生の内だけです。「モテたいけど自分を見失ってまでモテたくない」と言っている非モテの人も同様です。

まずはどんな手段を使ってでも恋愛市場の中に入りましょう。
自分の手腕ひとつで辛さも楽しさも全て味わう物語は、市場に入ってからです。

 

 

↓今回ブログを紹介した佐々木さんの著書。仕事もモテも、手抜き大事です。

すごい手抜き - 今よりゆるくはたらいて、今より評価される30の仕事術 -

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