ONE for GIRL,GIRL for ONE

同性愛者(♀)が独特の視点で恋愛とモテる方法について考察します。

SNSから始まる恋愛体験談~ひとりよがりの痛すぎる落とし前~

Walking home at midnight
Walking home at midnight / mripp

 

ある決心

SNSから始まる恋愛体験談の最終回です。前回のはこちら。

 

 

 

某SNSで知り合ったデ○ヘ○の女の子と私は仕事中も人目を盗んでメールのやり取りをしていました。夜になったら毎日のように長電話です。

 

話の内容は様々です。でも今思い返すとお互いの悩み相談が多かった気がします。

Cちゃんは家族の借金の肩代わりで今の仕事をするようになったそうです。

昔は専業で北陸に身を沈めていたようですが、だいぶ借金が片付いてきたので

東京に出てきて昼はOLをしていました。

借金が完済できたら夜の仕事から足を洗ってカタギの仕事に専念すると言っていました。

 

しかしそんな風に将来の展望を語る一方でやけに悲観的な部分もあり

26歳になったら死ぬ」と言うのが口癖でした。(当時は24歳)

また、SNSではたまに壊れた日記を書いていました。

「○○(仕事で使う道具)でめちゃくちゃにされたい。」と半ば自暴自棄気味に書く彼女の痛々しさは、

彼女を心配に思う気持ちと、一度会って抱きしめたいという気持ちを深く募らせました。

 

彼女は私に雑誌に掲載する用の写真(胸を見せて顔の一部分だけ隠しているもの)まで見せてくれましたが

いざ会う段取りの話になるといつもしり込みをしました。

実際に会って私に幻滅されるのが嫌だというのです。

そんな風に言われると余計に

会っても何も変わらない私のCちゃんへの愛を見せつけたくなりました。

 

やきもきしていたある日、彼女が電話で泣きじゃくりました。

私の優しさに甘えすぎてしまい、離れられなくなるのが怖いというのです。

「いいよ、離れなくて。その代わりおいしいご飯食べさせてよ」

と私が冗談めかして言うと

「もちろんだよ。私料理得意だから、おなかいっぱい食べさせたい」

と泣きながら少し笑ってくれました。

 

これで私の決壊が崩れてしまいました。

強行で彼女に会いに行くことに決めたのです。

 

彼女の住むマンションのある駅は今までの会話で知っていました。

東京湾の埋め立て地です。

そこで仕事(OLの方)終わりの彼女を待伏せすることにしたのです。

 

今思うと完全にアウト。ストーカー行為以外の何物でもないですが

その時の私は判断能力が目茶苦茶に狂っていました。

犯罪行為どころか、彼女を救うんための行為なんだと信じて疑わなかったのです。

 

バラバラ事件のあったマンションをうろつく

初めて降りるその駅はとても殺伐としていました。

Cちゃんに言われたことを思い出します。

こないだ女の死体をバラバラに刻んでトイレに捨てた事件あったでしょ?あれうちのマンションなんだよ。もうやだよぉ」

負の空気っていうのは、一カ所に集まりやすい性質があります。

世間を騒がせたあの事件の渦中にCちゃんが巻き込まれてしまっていると思うと尚更Cちゃんを力づくでも負のサイクルから引っ張り出さなければいけないと思いました。

 

そのマンションは駅前にあったにも関わらず周りに人気はなく、いつ変質者が出てきてもおかしくない雰囲気でした。

ゾクゾクしながらそのマンションの周辺を歩いた時の風景はよく覚えています。私も女なんで襲われる側の人間です。いま歩いてる頭上の一室で女性が異常者に乱暴されて体を切り刻まれたと思うと足がすくみました。

まだ事件の余韻が残っていた頃でしたから、巡回する警備員に何度もじろじろ見られました。

危険な目に遭わないかとビクビクしていた私でしたが、向こうから見れば明らかに私が不審者です。

あの時の意識が朦朧とするような、被害者意識と犯罪者意識が自分の中で同時にうごめいて内側から喰いつぶされるような気分は一生忘れないでしょう。今でもあの駅の前を通過すると鳥肌が立ちます。

 

 

彼女との最後のやり取り

駅前で私は彼女にメールしました。

「いまCちゃんの駅にいるよ。いつまでも待ってるから、会おう」

……こわい!

私、すごいこわいですね。いま書いてて自分で鳥肌立ちました。

 

Cちゃんの返事には「駄目だよ。会えないよ。困る」とありました。

仕事が終わった時間に電話もかけましたがCちゃんは全く出てくれません。

仕方ないので駅から5分くらい歩いてやっと一つだけある24時間営業のファミレスで待つことにしました。

 

Cちゃんに拒否されてもなお、私は「彼女を救うにはこうするしかないんだ」という思いを変えずにいました。いま彼女は拒否反応を起こしているけど、ここで引き下がったら何も変わらない。多少荒療治でも無理やり会うしかない。

そのためには私も覚悟を決めなきゃいけない。何日でも待とう。

私は会社を欠勤して、会えるまでその駅に居座ることにしました。

会ったらCちゃんに渡すはずだった花束は少しずつしおれていきました。

 

結果、約3日間、その駅前に私は居続けました。

ところが彼女は駅に一度も現れない。

心配になって「家に帰らずどうしているの?心配だからそれだけ教えて」と送ったら、やっとメールが返ってきました。駅に居座ってから初めてきたまともな返信です。

 

「職場の友達に事情を説明して、かくまってもらってる。

友達は警察に連絡しようって言うけど、そんなことはしたくない。

でもこのままじゃ私もあなたも壊れちゃう。

だって私はあなたに絶対会わないから。

もう何もかも終わりだよ」

 

それからどんな返事をしたか、どんな風に帰ったか、全くおぼえていません。

もうその駅には居られなくて、でも自分の家に帰ったら自分が壊れてしまいそうで

ギリギリの精神状態の中かろうじて友達に電話して、家に泊めてもらったことは覚えてます。

疲労と絶望で体が動きませんでした。

 

守りたいと思った人を一番傷付けたのは自分だということ。

今まで彼女の為だと思っていたことが全部自分の為だったということ。

Cちゃんと大切に育んでいた関係が完全に絶たれたこと。回復は一生ないこと。

全ての現実が自分の前に覆いかぶさってきました。

今でも思い出すと自分の気持ち悪さに悶絶してしまう記憶です。

 

その後の私と彼女

しばらくして人並みの生活をなんとか送れるようになったものの

この頃の私はとにかく負のループにはまっていて、そこから逃れようとしてまたひどい恋愛にのめり込むという繰り返しをしていました。

そう、負のループにはまっていたのはCちゃんではなく私だったんですね。

自分の力で夜の仕事から抜け出そうとしている彼女を暗い場所へ再び引き込もうとしているのは私だったのです。

 

私ストーカー事件から1年くらい経った頃、一回だけCちゃんにメールをしました。

メールをした理由は彼女の誕生日だったからです。

26歳になったCちゃんにおめでとうメールを送りながら

生きているかどうかだけ確認したかったのです。

 

Cちゃんからの最初の返事は警戒心の強い「誰ですか?」というメールでした。

私だということを伝えると、彼女はもう私のことを何とも思っていないようで

笑顔の顔文字と一緒に「久しぶり!」という返事が返ってきました。

 

そして「来週、結婚するんだ」と言われました。

結婚をするということは夜の仕事から抜け出せたということ、

一生を共にするパートナーを見つけたということ、

そして、26歳から先も生きていくということです。

 

私が言える立場ではありませんが、本当にホッとしました。

今でも地球のどこかでCちゃんが幸せに暮らしていることを願っています。

 

そんな私はCちゃんに振られた後も自業自得で目茶苦茶な恋愛を繰り返していくのですが……

どうでしょうか。この話、面白かったですかね?

本来ならブログのオチとして教訓なんかを書いた方がいいと思うのですが

こんな人間のクズみたいな行為をしといて教訓も何もないと思うんですw

 

くれぐれも私みたいにはならないように……としか言えませんw

 

教訓の無いクズな恋愛話なら腐るほどあるので、またいずれ書きたいと思います。

リクエストを頂けると書く意味あるんだなあと救われるので、ぜひ感想お待ちしてますw

 

では!